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Vol.19 Suppl(増刊号)

緩和ケア 2009年10月増刊号

緩和ケアをともに学ぶ,教える―伝えようとするスタッフのために

  2007 年にがん対策基本法が施行され,緩和ケアの教育もさまざまな活動が拡大しつつある.2006 年の閣議決定で,がん診療に関わる医師は,5 年以内に緩和ケア教育を受けることが義務化され,全国のがん診療連携拠点病院を中心に急ピッチで研修会が開催されている.また,文部科学省のがんプロフェッショナル養成や日本緩和医療学会の緩和医療専門医認定制度により,専門的な緩和ケアの教育も注目されている.医師への教育も重要であるが,看護師の教育としては,がん看護専門看護師や緩和ケア・がん性疼痛看護認定看護師らの多くの輩出とともに,一般病棟での教育も工夫がなされている.さらに薬剤師やソーシャルワーカーといったコメディカルにも緩和ケア教育は裾野を広げている.以上のような社会的
な背景から,緩和ケアの基本的・専門的な教育,職種による特徴のある教育など,緩和ケア教育の現状を把握するとともに,読者に有用な教育方法についても言及した.
 また,教育は小中学校の生徒から,成人教育まで幅広く,さらにいえば,生きていくことそのものが,教育の連続である.そして,教育は一方向性に伝えるのではなく,教育する側も「共に学び,教えていく」中で伝わっていく営みである.特集の冒頭はそんな思いも込めて,さまざまな立場から述べていただいた.とはいえ,読者のニーズにも合った,一般病棟,緩和ケア病棟,緩和ケアチームで明日からでも役に立つ教育のノウハウも満載した.それとともに,さまざまな立場での成功体験,秘伝なども紹介した.
 読者が自身の人生や教育を見直すきっかけとなり,また,患者さん・ご家族が求める緩和ケアを提供するための増刊号となれば幸いである.

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バックナンバー

目次

 Ⅰ. 学び,教えることの意味

 1.看取りの文化を学び,教えることの意味
 2.緩和ケアにおける信仰的視点と生 死 観
 3.成人教育理論における学び,教えること
 4.学びやすく教えやすいコミュニケーション技法
  ―確認型応答の提言
 5.武道から考える学び,教えること
  ―剣道とターミナルケア
 6.カウンセリングの本質から考える学び,教えること

 Ⅱ.緩和ケア教育の理念とデザイン

 1.緩和ケアにおける教育と今後の展望
 2.緩和ケア教育のデザイン
  ―緩和ケア教育初心者コース
 3.共に学び,共に育ち,共に創る緩和ケア

  Ⅲ.現場で使える緩和ケアの教育技法の基本と応用

 1.教育技法を展開する意義
 2.さまざまな教育技法とその活用
  A.事例検討会の進め方,効果的な使い方
  B.がん看護に携わる看護師のストレスマネジメント
   ―看護師のためのサポートグループ活動の実際
  C.学びの場の展開とモチベーションの維持・向上
  D.デスカンファレンス実施の意味とその実際
  E.退院前カンファレンスの準備とその実際
 3.実地研修の進め方と使い方
  A.医師の実地研修の場と効果的な活用法
  B.看護師の実地研修の場と効果的な活用法
  C.薬剤師の実地研修の場と効果的な活用法
 4.ロールプレイの進め方と使い方
  A.ロールプレイの意味,その進め方と使い方
  B. SHARE の進め方と使い方
  C.模擬患者という立場の意味,その進め方と使い方
 5.e-Learning の進め方と効果的な使い方
 6.地域連携におけるネットワークシステムの活用
 7.医学教育の変革と緩和ケア教育へのヒント
  ―特に FD と PBL テュートリアルについて

Ⅳ.わが国における緩和ケアの研修・プログラムを知る,学ぶ

 1.緩和ケアにおける教育プログラム
  ―基本教育と専門教育
 2.がん診療に携わるすべての医師のための緩和ケア研修会
  ―PEACE プロジェクト開発の経緯,現状と課題
 3.緩和医療専門医認定制度の概要とその内容
 4.在宅医療研修プログラムと在宅医療専門医制度
 5.がん看護専門看護師,緩和ケア認定看護師の概要とその内容
 6.ELNEC-J 指導者養成プログラム―地域・施設における
   質の高いエンド・オブ・ライフ・ケアの達成を目指して
 7.緩和薬物療法認定薬剤師の役割とその内容
 8.ソーシャルワーカーの教育と今後の展望
 9.臨床心理士の研修形態とその内容

Ⅴ.海外の教育ツール・プログラムで緩和ケアを知る,学ぶ

 1.英国の緩和医学教育
 2.米国緩和医療フェローシップ
  ―今後の日本の緩和医療教育への提言
 3.カナダの医学教育と緩和医療
 4.オーストラリアの緩和ケア教育プログラム
  ―モナシュ大学における日本人医療者のための
   心のケア・緩和ケア教育プログラム

Ⅵ.ともに学び,教えるために行われていること

 1.一般病院で行われていること
  A.一般看護師への教育活動―聖隷三方原病院・
   認定看護師による教育講座
  B.佐久総合病院における研修医教育
 2.緩和ケアチームで行われていること
 3.緩和ケア病棟で行われていること
  A.ピースハウス病院における看護師向け教育プログラム
  B.多職種を経験する教育プログラム
 4.中間施設で行われていること
 5.在宅ケアで行われていること
 6.研究会で行われていること
  ―城南緩和ケア研究会の活動

Ⅶ.緩和ケアの教育体験と学ぶためにふれてみたい作品

 1.わたしの教育体験
  A.語られない言葉の中に心を聴く
  B.教えることは,教えられること
  C.学習者が持つポテンシャルを引き出す
  D.モルヒネと医学・薬学教育発展の契機
  E.ケアの担い手を育てるにはケアを投入する
  F.仲間と共に育つ
 2.緩和ケアを学ぶためにふれてみたい作品
  A.いのちを伝える絵本作品
  B.闘病記を用いた授業―意義と今後の課題
  C.映画から読み解く生と死
  D.人とのふれあいこそ,生きる源―「いのちの授業」の
   実践者,山田泉さんと映画「ご縁玉」のこと

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