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200044
Vol.20 No.3

緩和ケア 2010年5月号

婦人科がんの緩和ケア

 婦人科がんは検診が普及し,特に子宮頸がんはもはや防ぐがん,治るがんとして考えられている.しかし,まだ多くの婦人科がんは診断時すでに進行がんであることも事実である.集学的治療を行うため積極的抗がん治療の期間は長く,副作用も多様である.このため,積極的抗がん治療中からの緩和ケアが必須であると考える.
 婦人科がんにおいて緩和ケアの対象は,痛みなどがんに起因する症状に対する治療,抗がん治療による吐き気や倦怠感などの症状への対処,治療による女性性の喪失感へのケアなど,数多く存在する.諸症状が,積極的抗がん治療を続けていく妨げになることも多く,緩和ケアは抗がん治療の継続にも不可欠な治療であると考えられる.
 積極的抗がん治療中からの緩和ケアを実現するために,本特集では,緩和的治療のみでなく,婦人科がんの病態,積極的抗がん治療の特徴もふまえ,学ぶことができるように構成した.進行がんでは婦人科に特徴的な性器出血や膀胱腟瘻などの症状が出現し,対応に難渋することがある.それらの病態を解説し,婦人科医だからできること,婦人科医でなくてもできることなど,対処法について触れたい.罹患によって女性性を喪失する苦痛を持つ患者にも焦点を当て,ケアする立場からだけでなく,患者さんの立場からもお書きいただくこととした.
 本特集が,治療中からの緩和ケア,女性性器がんに特有の問題に対するケアの手がかりとなれば幸いである.

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目次

〔特集〕婦人科がんの緩和ケア

特集にあたって
婦人科がんの病態,治療,予後を知る
婦人科がんの治療を続けるために必要なケア
婦人科がんで難渋する症状に対応する
 腫瘍からの出血,瘻孔の処置
 消化管通過障害と水腎症
骨盤内腫瘍による痛みと治療
婦人科がんにおける女性性の問題と支援
病気になって思ったこと,支えられたこと
 一人ひとりの背景にある想い
 ポジティブに捉え,前に向かう

ショートレビュー
 卵巣がんによって引き起こされる諸症状

らしんばん
 薬剤師は,医療チームに必須である
緩和ケア―日常業務の知恵23
 症状緩和(9):疼痛⑦
カンファレンスから学ぶ緩和ケア8
 無床診療所におけるカンファレンスの実際
 ―爽秋会の場合
いのちの歌
 友への感謝
最期のことば集3
 理解的態度
海外事情
 オーストラリアの緩和ケア1
 ―在宅緩和ケアを支える「コミュニティ緩和ケアサービス」
 カンボジアの緩和ケア3―心疾患と緩和ケア
KATSUDO 津々浦々3
 平和都市広島から在宅ホスピスを
R E P O R T
 第1 回グリーフ&ビリーブメントカンファレンス
 第12 回日本在宅医学会
コミュニケーション広場
 英国の緩和ケアに何を学ぶか
 ―マックミラン財団のナースとGP の来日公演を聞いて
 がん患者が自分の力を取り戻せる支援とは?
 ―イギリスのがん患者支援,マギーズセンターから学ぶ
在宅ホスピス物語24
 日々の決断
オピオイドローテーション☆私はこうしている5
 オピオイドの変更と併用―臨床から得た併用の有用性
視  点
 地域における緩和ケアの連携を促進する取り組み
 ―フォーカスグループの有用性2
T O P I C S
 「チーム医療推進協議会」が初のシンポジウムを開催,
 医療専門職13 団体と患者会が初めて結集
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