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Vol.21 No.2

緩和ケア 2011年3月号

介護保険サービスを緩和ケアでうまく活用する

 介護保険が施行されてから早10 年が経ち,この間,緩和ケアについても質量共に発展してきた.現在,緩和ケア病棟における,診療報酬の算定要件でも地域との連携が重視されるようになった.
 しかし,在院日数の短縮や地域でのサービス不足などによって,緩和ケアの必要な患者に対し,地域で緩和ケアを提供する体制が十分に整わないままの退院も少なくない.一方では,2009 年からの3 年間に介護報酬や診療報酬において,病院と地域,医療と介護の連携が進むよう改定が行われてきている.
 本特集においては,この3 年間にみられた連携を強化するための介護保険や医療保険の動きを総括し,病院やケアマネジャーの立場での活用の実際を示し,それによって,医療機関での活用をよりいっそう促すことを目的とした.また,高齢がん患者や介護力の不十分ながん患者の療養先として介護保険施設や,地域における取り組みを紹介することによって,がん患者の新たな療養のあり方を知る機会とする.
2012 年の医療保険・介護保険のダブル改定をひかえ,病院,介護保険施設,そして在宅を含む地域全体を単位とした切れ目のない緩和ケアをどこでも実施することができることを目指し,現状での課題を整理したうえで,今後必要な対策を提言していただいた.介護支援専門員協会や介護保険施設,あるいは病院の退院調整者,在宅療養支援診療所,そしてネットワーク構築の実践例まで,いずれも興味深いものとなった.
 本特集を通して,緩和ケアを病院内に留めない,切れ目のないケアが実践されることを望む.

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目次

〔特集〕介護保険サービスを緩和ケアでうまく活用する

特集にあたって
 緩和ケアに関連する介護保険制度上の諸課題
 入退院時の診療報酬と介護報酬の仕組み
 緩和ケア患者の退院調整における介護保険との連携
 ケアマネジャーからみた医療との連携―連携からつながるもの
 在宅療養支援診療所からみた介護保険との連携
 特別養護老人ホームにおける看取りの現状と医療連携
 緩和ケア推進に向けた介護保険のあり方
  ―地域緩和ケア支援ネットワークの構築に向けて

ショートレビュー
 患者・家族の在宅死の意向とその実現について

らしんばん
 院内緩和ケアチームから地域緩和ケアチームへ
  ―緩和ケアチーム看護師として思うこと
視    点
 論文を読み,理解する― Early palliative care for patients
 with metastatic non-small-cell lung cancer
医療コミュニケーションの“コツ”― Experience-based Medicine2
 がん治療を受けるってどんな気持ち
緩和ケアチームは,その時どう動いたか?1
 鎮静導入後4 時間で呼吸停止,そして気管内挿管
 ―緩和ケアチームにできること
 難治性嘔吐と全身倦怠感にオランザピンの投与を提案した事例
いのちの歌
 梅の宴
R E P O R T
 第34 回日本死の臨床研究会
 第16 回日本臨床死生学会
コミュニケーション広場
 「息子が語る素顔のキューブラー・ロス」講演会の報告
緩和ケア―日常業務の知恵28
 予後週単位でのケア(2)
在宅ホスピス物語28 在宅ホスピスの広がり①―神経難病の在宅ホスピス
最期のことば集8
 ペットの力
T O P I C S
 黒岩卓夫の思想と行動――ある地域医療の実践(中)
 60 年安保闘争が地域医療の種子を蒔いた
海外事情
 「日本人ナース・医療者のための心のケア
 ―緩和ケア教育プログラム」に参加して
海外事情
 がんと生きるライフ・イン・サンフランシスコ2
 ―手術を控えての心の準備
調査報告
 緩和ケアの啓発用冊子を病院内のどこに置いたらよいのか?
調査報告
 地域包括支援センターにおけるがん患者支援の困難
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