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200068
Vol.23 No.5

緩和ケア 2013年9月号

ケアとともに考えたい患者・家族への経済的支援

 今日,がんは医療の提供形態が多様化したこともあり,診断から看取りまでの長期間に
わたり,患者の生活とともにある疾患になってきている。また,昨今のわが国では,景気
の停滞もあり,経済状況に余裕がない状態で緩和ケアを受ける患者も多いように思われる。
このような時代を背景に,経済的理由から医療が制限される患者が出てきたり,また病院
側としては,未収金が経営を圧迫している場合も少なくないだろう。一方,少子・高齢化
が進む中,緩和ケアの重要性は高まり,2012 年度の診療報酬改定でも点数が上がった項
目も多いが,それは患者の負担が増えることを意味しているともいえる。このような社会
情勢から,現場の医師・看護師も,経済的なことに配慮しながら臨床を行っていく時代に
なったのではないだろうか。
 シームレスな緩和ケアの提供に向けた仕組みづくりが進みつつある一方で,医療の現場
では,経済的問題は第2・第3 の問題として扱われる傾向があるように思う。現場のス
タッフの関心は,診療が中心になることは当然だが,背後にある患者・家族の医療費を含
めた経済的な問題にも注目することで,ケアの質向上につながるのではないだろうか。経
済的問題は,治療・療養の選択に大きく影響するだけでなく,治療・療養へのモチベー
ション,関係性や自尊心の維持,つまり緩和ケアに重要な患者のQOL に大きく影響する。
 そこで,臨床現場のスタッフとして知っておくべき経済的な知識,ちょっとした一言な
どで患者・家族に役立つ工夫を紹介する特集を企画した。

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目次

〔特集〕ケアとともに考えたい患者・家族への経済的支援

特集にあたって
緩和ケアにおける経済的問題の位置づけとその支援
患者・家族が経済的に困る場面と,それに対する対応の工夫─在宅における実践から
経済的要因も考慮したがん治療と緩和ケアの選択
>患者・家族への経済的支援の実際─看護師としてできること

「リビングニーズ特約」利用からみたがんの諸制度の活用─特に在宅緩和ケアに関して
経済的課題が顕在化する時期と「その人らしい」意思決定の支援
●薬剤師はこうみる
オピオイドの使用において現場でできる経済面の工夫
●役立つウェブサイトの紹介
社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーと
医療者との協働で作成した「がん制度ドック」

〔特別収録〕

アスベスト問題と中皮腫の緩和ケア2─英国の経験を日本のケアに活かすには

〔連載〕

◆画像で理解する患者さんのつらさ
あぁ,息すんのえらいわぁ,どないどしてやぁ

◆わたしのちょっといい話
ホスピスキッチンの小さな物語

〔コラム1〕

●らしんばん
慢性病としてのがん患者に大切なこと
●コミュニケーション広場
在宅緩和ケア 対応薬局データベースの開設
●海外見聞録
第13回 ヨーロッパ緩和ケア学会に参加して
●海外事情
St Christopher’s Hospice の現在

〔コラム2〕

○いのちの歌
卒寿の日常
○REPORT
第18 回 日本緩和医療学会
○ほっこり笑顔! 季節のおやつ4
お月見スイートポテト
○映画紹介
いのちを楽しむ─容子とがんの2 年間

〔投 稿〕

◇調査報告
病院勤務医のがん患者への予後告知の現状─在宅緩和ケア遺族調査から
◇症例報告
認知症に進行がんを合併した独居療養者の服薬アドヒアランスを高めるための在宅看護の実際

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