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200092
Vol.27 No.2

緩和ケア 2017年3月号

実践としてのビリーブメントケア―熟練者のスキルを取りこむ

 ビリーブメント(死別)は、決して特別な経験ではない。それに伴う悲嘆(グリーフ)も、誰しも経験しうる正常な反応である。一方で、大切な人の死は、残された者の心身に深刻なダメージを与え、死亡や罹患、自殺、複雑性悲嘆につながる危険性も孕んでいる。本誌でのビリーブメントに関する特集は5回目であり、この間、ビリーブメントへの関心の高まりとともに、その取り組みも広がりを見せつつある。

 本特集では、ビリーブメントに関する理解を深めるとともに、特に緩和ケアにおいてどのような家族・遺族への支援が求められるのか、医療者として何ができるのかを考えていく。
 まず、緩和ケアにおいて知っておくべきビリーブメントの基本として、概念や考え方、複雑性悲嘆やリスクアセスメントについて解説する。
 次に、ビリーブメントケア/グリーフケアの具体的な援助方法について、研究知見や臨床経験を交えながら、実際の課題に対する対応や工夫を考える。
 さらに、緩和ケアに関わるさまざまな立場から、各立場で遺族に対して何ができるのか、あるいは何をこれからしたいと考えているのかについて論じる。
 最後にショートレビューとして、看護領域別でのビリーブメントに関する学術研究の動向を紹介する。

 本特集が、ビリーブメントケア/グリーフケアを緩和ケアの大切な働きの1つとして、理念にとどまらず、実のある実践として定着させるために、どのような方法やあり方が望まれるのかを議論する一助となることを願っている。

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目次

〔特 集〕実践としてのビリーブメントケア―熟練者のスキルを取りこむ

特集にあたって…坂口幸弘,他

緩和ケアにおけるビリーブメントの理解…坂口幸弘

遺族の複雑性悲嘆─J-HOPE3研究の結果から…青山真帆

ビリーブメントリスクのアセスメント…廣岡佳代

ビリーブメントケアにおける具体的な対応と工夫

❶病棟を訪れる(挨拶に来られる)遺族への対応…伊藤祐子

❷悲嘆が強い遺族への長期的な対応…米虫圭子

❸遺族会などに参加されない方への対応…黒川雅代子

❹スタッフのグリーフについて考える…白石恵子

ビリーブメントケアで大切にしているスキル

❶訪問看護師としての家族ケア…倉持雅代

❷緩和ケア医に必要なビリーブメントケアとは?…坂下明大

❸心理士の立場から大切にしていること…出﨑 躍

❹つながりが感じられる場の提供―チャプレンの存在を通して…瀬良信勝

❺ホスピスボランティアの活動…下村忠生

看護領域別でのグリーフ研究の動向…大槻奈緒子,他

〔連 載〕

◆いま伝えたいこと
緩和ケア病棟での症状コントロール=在宅での症状コントロールとはならない…山崎章郎

◆FAST FACT
否認…松岡弘道

◆緩和ケア口伝―現場で広がるコツと御法度
・オピオイド過量による呼吸抑制!―拮抗薬・ナロキソンの使い方…神谷浩平
・緩和ケアの不眠,せん妄対策!―トラゾドンを中心に…北浦祐一,他
・在宅における点滴などの工夫…小宮山学
・遺族会を開催する際のコツと注意点…井原真利子

◆落としてはいけないKey Article
メサドンは神経障害性疼痛に初回治療として経皮フェンタニルよりも有効らしい…森田達也

◆えびでんす・あれんじ・な~しんぐ(EAN)―実践力を上げる工夫
放射線皮膚炎―洗浄と保湿…遠藤貴子

◆仕事人の楽屋裏
有賀悦子

◆のぞいてみよう!国際学会最前線
香港で緩和ケアにおける看護のリーダーシップについて学ぶ…竹之内沙弥香

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