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「緩和ケア」2014年1月号
患者さんがくれた宝物 医療は,なんのために

西 智弘(川崎市立井田病院 かわさき総合ケアセンター)

 秋も深まったある日,その患者さんは,「数カ月前からお腹の調子が悪い,最近痛みが出てきた」という主訴で来院された。60 歳代の女性で,まだ仕事もバリバリやっているはつらつとした方であったが,ここ数カ月はどんどん弱っていくようであった。これは単なる胃腸炎などではなさそうだ,ということでCT を撮影したところ,全身に転移がある進行がんであった。すでに食欲も低下し,全身状態も低下してきている。

 抗がん剤治療を行うことが勧められるが,このまま緩和ケアに専念することも1 つの選択肢ではある,ということも説明したところで,彼女は,「来年,末の子どもの結婚式があるんです。その結婚式まで生きられないでしょうか。それまではなんとか頑張りたい。仕事も辞めないで続けたい」と,抗がん剤治療を受けることを選択された。

◆ この文献の続きは、下記書籍からお読みいただけます。

Vol.24 No.1

緩和ケア 2014年1月号

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