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「緩和ケア」2013年7月号
高齢者ケアのスペシャリストから学ぶ緩和ケア 老衰と緩和ケア―その人らしい生き終え方とは

大蔵 暢(東京ミッドタウンクリニック シニア医療部)

事例―①概要 

 清水さん(仮名)は,パーキンソン病や認知症,脊柱管狭窄症を患う91歳男性である。以前から,自宅で妻に日常生活動作(ADL)を手伝ってもらいながら生活していたが,2年前(2011年)に妻が入院したことをきっかけに,筆者が訪問診療を行っている介護付き有料老人ホームに転居してきた。痩せていて腰も曲がっているため,その小さな身体を歩行器に預けるようにして移動していた。

 一流銀行の頭取まで務めたそうだが,いつも腰が低く,気さくな振る舞いからは,その片鱗もみえなかった。野鳥の会で活動していたほど鳥が好きで,暇をみつけては自室で双眼鏡を覗きながら,鳥のスケッチを描いていた。ホームのレクリエーションにはほとんど参加し,特に,好きな音楽レクリエーションでは,常に最前列で身体を揺らしながら,大きな声で歌っている姿が恒例だった。

◆ この文献の続きは、下記書籍からお読みいただけます。

Vol.23 No.4

緩和ケア 2013年7月号

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