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「緩和ケア」2015年6月増刊号
「やめどき」について悩む場面―これまで行っていた治療・ケアを続けるのかやめるのか?<9> 認知症治療薬・抗うつ薬・統合失調症に対する抗精神病薬など既存の精神疾患に対する治療薬

小川 朝生(国立研究開発法人 国立がん研究センター 先端医療開発センター 精神腫瘍学開発分野)

 精神疾患に対する薬物療法は,一般的に長期に及ぶ。たとえば,統合失調症は,急性期エピソードのあとには,維持療法を行い,抗精神病薬の漸減を検討することになる。しかし,実際には,複数の急性期エピソードを繰り返し,漸減できずに維持療法を行っている場合が多い。
 認知症については,高度認知症に対しても症状改善効果が認められたことから,効果があるかぎり,抗精神病薬を継続する方針になりつつある。
 向精神薬は,経口薬が多いため,内服が困難になると同時に,継続が難しくなる。また,抗精神病薬などは,鎮静作用をもつため,全身状態が悪化すると,日常生活活動度を下げる方向に働くリスクがある。一方,向精神薬を中止すると,精神症状が悪化(統合失調症では,幻聴・妄想の再燃,うつ病では抑うつ気分の増悪など)するリスクがあり,漸減・中止を躊躇することも事実である。
 本稿では,終末期における向精神薬(抗認知症薬,抗うつ薬,抗精神病薬)の継続・中止の判断をいかに行うかについて,検討してみたい。

◆ この文献の続きは、下記書籍からお読みいただけます。

Vol.25 No.3

緩和ケア 2015年6月増刊号

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