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「緩和ケア」2015年9月号
悪性消化管閉塞にどう対応する?どうケアする? 否定的な試験結果が出たことで,オクトレオチドの使い方は見直されるべきか?─私の考え<2>

久永 貴之(筑波メディカルセンター病院 緩和医療科)

 オクトレオチドがガイドラインで強い推奨となった根拠としては,3件のブチルスコポラミン臭化物と比較した無作為化比較試験において,嘔吐回数と悪心の程度,胃管からの排液量などの項目で,オクトレオチドの優位性が一貫して示されていたことにあった2~4)。しかし,「症例数の少なさ」「臨床的意味のある差を示せていないこと」など,これら3件の研究は,研究デザインの質についての問題点が,かねてより指摘されてきた。
 実際の臨床現場からは,
「オクトレオチドを開始後に確かに症状は良くなったけど,やめてよいのか?」
「中止や減量はどのように行えばよいのか?」
「高価な薬剤であり,医療費が定額の緩和ケア病棟では,負担が大きい」
「持続皮下投与であることで,ADL向上や在宅移行の妨げになる」
といった声を聞くことが多く,オクトレオチドの使用は,臨床現場において急速に普及したが,一方で,多くの実際的な問題点が残っている状況にある。

◆ この文献の続きは、下記書籍からお読みいただけます。

Vol.25 No.5

緩和ケア 2015年9月号

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