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「緩和ケア」2017年1月号
口腔乾燥患者の緩和ケア

岩渕 博史(神奈川歯科大学顎顔面機能再建学講座顎顔面外科学分野)

終末期患者において口腔乾燥(口渇)の訴えは多く,終末期がん患者では80〜90%で認めるとの報告がある。口腔乾燥は,乾燥感以外に口腔内の疼痛や味覚障害,口臭,口腔カンジダ症発症の原因となる。
終末期患者における口腔乾燥の原因は,(1)開口および口呼吸,酸素マスク使用などによる口腔の保湿力低下,(2)熱性疾患,下痢,尿崩症,糖尿病,利尿剤の使用,甲状腺機能亢進症,心不全,腎機能不全,貧血,腹水・胸水の貯留による体液量の減少,(3)放射線治療や化学療法,GVHD(graft versus host disease)などによる唾液腺の分泌能低下,(4)向精神薬,抗コリン薬,オピオイド鎮痛薬などの副作用,(5)唾液腺支配神経の障害や脳転移などがある。このうち(1)〜(4)が原因頻度として多い。口腔乾燥は口腔ケアを著しく困難にすると同時に口腔環境を劣悪化させる。

◆ この文献の続きは、下記書籍からお読みいただけます。

Vol.27 No.1

緩和ケア 2017年1月号

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