緩和ケア・緩和医療・がん看護・在宅・看取り・終末期ケア の臨床に携わる方のためのサービスサイト

こんにちは、ゲスト さん
ホームへ戻る > 記事一覧 > あなたがそこにいるだけで十分に意味がある

「緩和ケア」2016年6月増刊号
あなたがそこにいるだけで十分に意味がある

関根 龍一(亀田総合病院疼痛緩和ケア科)

がんなどの治癒困難な進行性疾患では,患者さんは身体機能の低下に次々と直面する。この時,自分の身の回りのことでさえできなくなってしまった自分には,生きている意味や価値などはないという絶望感(スピリチュアルペイン)を抱く場合が多い。
日頃,われわれはさまざまな人やモノの価値や存在意義について,それが「何かの役に立つかどうか」の尺度で評価している。何かを達成すること,成し遂げることに大きな意味があるという人生観で生きてきた人ほど,そのような絶望を抱きやすいだろう。医療者の側も「役に立つかどうか」という価値観や尺度にどっぷりつかっていると,たとえば寝たきり状態で回復の見込みのない患者さんが「自分には生きている意味がない」と心の叫びを訴えた場合に,どのように声かけしてよいか分からなくなってしまう。そこで,思い出してほしい言葉が「あなたがそこにいるだけで十分に意味がある」という別次元の価値評価尺度である。

◆ この文献の続きは、下記書籍からお読みいただけます。

Vol.26 Suppl

緩和ケア 2016年6月増刊号

\3,000(税別)
  • 購入する
  • 定期購読
  • バックナンバー
ページトップへ戻る