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「緩和ケア」2014年7月号
死が近づいた時の症状マネジメントー質の高いエンドオブライフ・ケアを実現するために 疼痛のマネジメント

木内 大佑(筑波メディカルセンター病院 緩和医療科)
須田 さと子(同 看護部,緩和ケア病棟)
宮本 優(同 診療技術部,薬剤科)
矢吹 律子(筑波メディカルセンター病院 緩和医療科)
久永 貴之,他(同)

T さん:50 歳代,男性,胃がん,リンパ節・肝臓・腹膜播種・骨転移。
死亡8 カ月前に進行胃がんと診断され,全身化学療法を行ってきた。がん悪液質の進行に伴い,食事摂取量が低下,さらにリンパ節転移の下大静脈浸潤による両下腿浮腫も合併した。

2 カ月前に主治医より,腫瘍増大とPS(performancestatus)低下のため,標準治療終了と告げられた。臨床試験も含めて,化学療法レジメン変更の提案がなされたが,T さんは妻のM さんと相談した末,化学療法中止を選択した。そして,
外来にて緩和医療科併診となった。
その後,T さんは外来への通院が困難となったため,訪問診療・訪問看護開始となり,自宅でM さんの介護を受けながら生活することとなっ
た。

1 カ月前から,腹痛と腰痛,右大腿部の痺れの増強があり,体動で疼痛が増強し,食事や排泄をベッドから離れて行うことが難しくなってきた。外来で行ったCT 検査にて,腹膜播種病変の増大と第2 腰椎への骨転移,さらに同レベルの神経根浸潤を認めた。在宅では,塩酸モルヒネ120 mgとアセトアミノフェン2,400 mg,プレガバリン150 mg で,症状軽減が図られていた。

2 週間前より経口摂取できなくなり,痛みと浮腫のためにベッドから起き上がれなくなったために緊急入院となった。入院後,血液検査にて肝転移進行による肝不全と,脱水による腎不全も判明。予後予測として担当医は,週単位で1~2 週の可能性が高いと判断した。

◆ この文献の続きは、下記書籍からお読みいただけます。

Vol.24 No.4

緩和ケア 2014年7月号

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