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「緩和ケア」2014年11月号
エシックスの知恵袋<1> その患者さんの意向,真に受けちゃってもいいのかな?

瀧本 禎之(東京大学医学部附属病院 患者相談・臨床倫理センター)
金井 良晃(同 緩和ケア診療部)
海津 未希子(同 看護部 がん看護専門看護師)

<事例>

患者  Aさん,60 歳代後半,女性

原疾患  乳がん。多発肝転移,多発肺転移。がん性胸腹水貯留のため加療目的となり,入院となった。

家族  独居。夫とは死別。家族はいない。身の回りのことを手伝ってくれるような親しい友人もいない。

入院後経過  薬物療法や腹水・胸水穿刺で,苦痛症状はおおむねコントロールされていたが,3日前,新たに出現したがん性リンパ管症により,呼吸不全が出現。今後の病状進行を懸念した主治医が,Aさん本人へ急変時の対応を確認してみたところ,Aさんは「心臓マッサージや挿管はやってみたい」という意向だった。
主治医は,これまでの言動から,Aさんの理解力に疑問を感じたため,もう一度よく説明し,意向を確かめようと考えていた。しかし昨日,Aさんは痙攣発作を起こし,意識レベルが低下,意思疎通が困難となった(痙攣の原因は脳転移と判明)。そこで本日,急変時の対応に関するAさんの意向にどう対応したらよいか検討するために,臨床倫理コンサルタントを交えて,多職種カンファレンスを開催することになった。

◆ この文献の続きは、下記書籍からお読みいただけます。

Vol.24 No.6

緩和ケア 2014年11月号

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