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「緩和ケア」2014年5月号
らしんばん 不思議な瞬間

青木 和惠(静岡県立静岡がんセンター)

 ストーマケアを専門とする看護師となって,25 年以上が経過した。この25 年の間に多くの人々に出会い,それぞれのストーマケアやセルフケアを共に模索してきた。そしていつの頃からか,私は人々との関係の過程に不思議な瞬間があることを知るようになった。その瞬間を言葉で表現することは大変難しいけれど,言うなら「私がその人のからだの中に入る瞬間」である。その瞬間が訪れるとそれ以後,私はその人の目で世の中を見,その人の耳で情報を聞き,その人の手で物を触るようになる。その人の身体の弾力や厚みを感じるようになる。愛しいというのか,親しいというのか,うれしいというのか,そういう感情が湧いてくる。そして,私のストーマケアはカルテや書類から飛び出し,自由にいきいきと息をし始める。どんな難題にでも,その人とともに穏やかに向き合う気持ちになるのだ。

◆ この文献の続きは、下記書籍からお読みいただけます。

Vol.24 No.3

緩和ケア 2014年5月号

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