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雑誌「緩和ケア」がリニューアルしました!!

2015年1月15日

雑誌「緩和ケア」が2015年1月号よりリニューアルしました!

『緩和ケア』誌 リニューアルにあたって
編集委員を代表して 森田 達也(聖隷三方原病院 緩和支持治療科)

 「ターミナルケア 創刊」。1991年,普段よく立ち寄っていた医学書店で「おお」と目を引く雑誌をみつけた。筆者が医学部6年生の時である。今でこそ「ターミナルケア」「緩和ケア」という言葉をよく耳にするようになったが,当時は「内科」「治療」「看護」というタイトルに混じって「ターミナルケア」と並んでいるのは「!!」(驚き)であった。筆者が卒業後は,ホスピスや在宅で働きたいと聖隷三方原病院を志望した時,同僚や先輩のほとんどは「そんなことは医師のすることではない」「年をとってからすればいい」という反応だった。そんな環境で,ターミナルケア(今でいう緩和ケア)の専門雑誌として唯一無二の存在であった緩和ケアは,オリジナリティあふれる光を放っていた。

 それから20余年が過ぎ,緩和ケアは一般的なことばになった。医学系雑誌や看護系雑誌を問わず,さらには,がんや慢性疾患を問わず,年中どこかの雑誌で緩和ケアの特集を行っている。逆に言えば,緩和ケアが普及したということであり,それは望ましいことに違いがない。その一方で,緩和ケア専門誌としての「緩和ケア」誌のアイデンティティとは何か? が問われている。

 今や,がんの痛みの治療,呼吸困難の緩和ケア,終末期患者と家族のサポートといった記事はそこかしこにあふれている。そんな中,『緩和ケア』が雑誌としてある価値はなんなのだろうかと問い,それは「この雑誌でしか扱っていない」オリジナリティを前面に出すこととなった。これが今回のリニューアルに至った経緯である。

 リニューアルにあたって重要と考えたコンセプトは,1)臨床重視・現場重視,2)ここでしか読めないオリジナルで専門的な内容,である。当たりさわりのない情報であれば,教科書を調べ,一般誌の特集を読み,あるいは,活字をみなくても検索エンジンを使えばいくらでも入手できる。その中にあって,専門誌『緩和ケア』を出版し続ける意味は,通りいっぺんの情報源にはないけれど毎日毎日臨床現場で模索していること(どうしても止まらないしゃっくりの止め方,とか),専門的で(時にマニアックかもしれないが)「ええ~そうなの?」と日本で世界で正確な情報が伝わっていないこと(緩和ケアのスクリーニングってなんか効果がはっきりしないってことになってるんだよね,とか)……そういうことを,1つひとつしっかりと掘り下げて,デジャブー感のない記事を充実させる予定である。

 そのために,編集員として,森田達也,田村恵子が留任したが,木澤義之を迎え,この3名のほかには,若手の諸氏(西智弘,森雅紀,山口崇,海津未希子,柏木夕香,賢見卓也,矢野和美)を迎え入れた。また,雑誌の企画を50余名の編集同人皆で行うようにしつつある。他誌では扱わない内容を,本誌でなければ届けられない質で届けられるように,チャレンジしていこうと思います。リニューアル後のご意見,ご感想をお待ちしています。

【編集委員】
森田達也(聖隷三方原病院 緩和支持治療科)
木澤義之(神戸大学大学院 医学系研究科 先端緩和医療学分野)
田村恵子(京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻)
西 智弘(川崎市立井田病院 かわさき総合ケアセンター)
森 雅紀(聖隷浜松病院 緩和医療科)
山口 崇(神戸大学医学部附属病院 緩和支持治療科)
海津未希子(東京大学医学部附属病院 緩和ケアチーム)
柏木夕香(新潟県立がんセンター新潟病院 がん相談支援センター)
賢見卓也(訪問看護 パリアン,NPO法人がんと暮らしを考える会)
矢野和美(東京逓信病院 がん相談支援室)

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